2011年5月3日火曜日

ユーザの身になって考える

 大抵の人は、客観的に考えることは難しい。生き物というのは、自分が生きていかなければならないため、人のことよりも自分のことを考えるのは当たり前だ。しかし、自分のためになるからこそ、人のことを考える、という思考が必要である。客観的に観ることで、その結果が自分にかえってくるということである。
 すごい技術があるとする。JavaScriptやFlashでグリグリと画面が動くインタラクティブなものにしようと考えるかもしれない。しかし、それは果たしてこのサイトにユーザが望んでいるものだろうか?それを導入することで、サイトの目的や目標を達成させることに近づくのだろうか。
 もし、その技術を導入することで、ユーザが見たい情報にたどり着くのに1ステップ多くなるのであれば、それはユーザにとっては不親切な技術に過ぎない。あなたの一時的な満足感は満たされるかもしれないが、長期的にはユーザが離れていくことになるので、当初の目的が達成できなくなり、あなたの満足感も満たされなくなっていく。
 ユーザが求めているのは、サクサクと動くサイト、すぐに情報にたどり着けるサイトである。その上で、あなたの目的・目標に誘導できるように作るのが、あなたが第一に考えなければならないことである。

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