2011年4月30日土曜日

デザイン

 ユーザビリティにおいて、デザインは重要である。スタイリッシュにこだわろうとすると、実はとても使い辛いものになる。最近のブログの傾向などがそれである。
 文字を小さく、色も背景と近くするといったことは、なんとなくデザイン的に綺麗に見えるものである。カッコいいサイトを意識するあまり、文字を9ptや8ptに設定しているサイトも多く見受けられる。しかし、そのサイトの文字はユーザにとっては読み辛い。リンクの下線を無闇に消したり、リンクテキストの色を変えることは、ユーザにとって、それがリンクであると理解させることができるのか、を考えてからするべきである。

 また、それとは全く反対で、デザインに拘らないサイトも読み辛い。ページの端から端まで文字がしきつめられていて、文字と文字の間隔も狭く、行間も100%のままだとしたら、目が疲れてしまう。紙媒体のものと違い、ディスプレイはそれ自体が発光しており、余計に目が疲れるものである。だからこそ、可読性は紙媒体よりも確保しなければならないのである。

独りよがりを避ける
 上記以外に、容量の大きい画像をたくさん貼り付けるという行為も、ページの読み込みに時間がかかって、ユーザをイライラさせる原因になる。画像をたくさん張りたいならば、サムネイルで見せて、クリックしたら大きい画像にするなど、必ず方法はある。
 ウェブサイトは、誰かがアドバイスしてくれることは少ない。既に競合があるのであれば、わざわざ改善を要求するのではなく、もっと読みやすい競合サイトに流れていくだけである。サイトは基本的には自分だけでつくるものである。独りよがりになってしまいがちなところを、客観的に見ることができるように常に気を配らなくてはならない。

 独りよがりを避ける簡単な方法は、誰かに見てもらうことである。気のおけない仲間に観てもらって感想を言ってもらうのでもよい。勇気があるならば、掲示板にURLを貼ってもいいかもしれない。ただし、掲示板で告知すると、真似る人が現れる可能性もあることに注意した方がいい。

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